Farewell Wind
作詞・作曲 比呂
目の高さが 15cm違う時 知り合った
髪の長さを 真似して切ったのは 1年後

 指輪 右手に隠すほど  生活の匂いを出さずに

あれほど 強気だった横顔は 皆が教室を出て行くときに
右手差し出して 泣いた 泣いた

 私の愛したあの人は  かけがえのない人の子を  身ごもって
 二人寄り添う様に  どこかへ帰っていった

別れの風が 私を大人にしても  でも 
変わらない物って あるよね

別れの握手 どんなにしても  でも 
やがて その温もりが 消えてしまう事
私知ってる


誰もかもが こんな田舎町  相手にせず
次の日からは  組織を渡り歩くエトランゼ

 丘の上での Photograph  大きく伸ばした裏には

P.S. あなたが暮らした この街の家並みを
いつまでだって  忘れないでって 添えた 添えた

 私に恋したあの人は  あれから何も云わない侭
 今どこで 何をしてるかなんて  風の便りも ない程

別れの風が 次の季節を 運んできても  でも
また逢える気がしていた

昔の話 口に出しても  でも
次のその瞬間に 途切れてしまう事
私知ってる

  いつまでも子どもでいたかった
 指を広げて 手を打つような  裸足で 廊下を走るよな

 これからも そんな風にいたい

別れの風が あたしを大人にしても  でも
変わらない物ってあるよね

1997 Mentama Music