ゆっくりとその目を開けて あなたが見たすべてを教えて もう二度と戻れぬ扉 望みを託しながら開けよう 信じていたものは 判らない速さで だけど確実に叶うから 涙や犠牲を礎にして 白い方舟に乗って動き出す 未来のちいさないのち あなたが一番最初に見るのは どんな光りかを どんな色かを 少しだけ知っている 形ある真実だけを 人々は追い求め続けた 誰もがここへ来るため くぐり抜けた過去を持っている 少し立ち止まって 捨てなければならなかったもののこと 考える 忘れても構わないことがある 母胎という名の船に乗り込んだ 未来のちいさな戦士 あなたが一番最初に知るのは どんな痛みかも 誰のためかも 少しだけ知っている ほんの少しだけ知っている